ビジネスの基本

失敗しないメールの作成方法とポイント【入力項目ごとに細かく解説】

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こんにちは、ZEROです。

先日、「名刺交換の為の準備・渡し方・受け取り方のポイントと注意点」という記事を書きましたが、会社での付き合いには、こういった決まりが本当に多い。

今日は、連絡をとることが多くても、友達との間ではあまり意識をしない、メールのマナーについて書こうと思います。

メールの構成について知ろう

友達とのメールでは、おはようやおやすみの挨拶はしても、その後はすぐに用件に入ることが多いですよね。人によっては、挨拶すら飛ばしてしまうかもしれませんが、仕事のメール作成では、そうはいきません。メールの作成で失敗しないように、きちんと学んでいきましょう!

ビジネスメールの構成は、一般的に、下記のようになっています。

  1. 件名 メールの内容を表す具体的なタイトル
  2. 宛名 メールの送る相手の社名や部署名、名前
  3. 挨拶 お世話になっております、などの挨拶文
  4. 本文 連絡をする内容
  5. 署名 あなたの名前や連絡先

さて、これを上から順に……見ていく前に、メールを送るために大切な準備について考えてみましょう。

メールを送る前に、「表示名」と「署名」を設定しよう

各種SNSを使いこなす皆さんならよくおわかりと思いますが、メッセージが届くと、相手の名前が表示されますね。メールも同じく、受診者の画面に、登録名が表示されます。
友達相手ならばニックネームでもいいですが、ここはしっかり「会社名・フルネーム」を登録しましょう。場合によっては、メールアドレスを入れてもいいかもしれません。

その後は、メールの最後に表示する署名を設定します。これは、あなたがどの会社の誰々ということを、相手にはっきり伝えるためです。基本的には、名刺に書いてあることを表記するといいでしょう

このふたつの設定を終えたら、いよいよメールを作成し始めましょう。

【件名】を作成する

●件名を書こう

件名とは、メールを受信した際に、相手が最初にみるものです。ここで「お世話になっています」などと書いてしまうのは、完全にNG。他のメールに埋もれてしまっても、文句は言えません。

大事なのは、わかりやすく簡潔に、内容を伝えること。たとえば「6/29の○○の件」などとすれば、件名だけで、どんな話かわかります。

【宛名】を作成する

●宛名を書こう

宛名とは、その名の通り、手紙でいう宛先のことです。住所がないだけで、書くことは同じですよ。

相手の会社名、所属部署、名前などを、省略せずに書きましょう。くれぐれも、間違いがないように。お名前の漢字の変換などは、要注意です。「高」と「髙」、「斉」と「斎」とか気をつけてくださいね。

【本文】を作成する

●メールの本文を書こう

宛名を書いたらいよいよ本文です。

記事の初めにも書きましたが、本文の最初はワンクッションを入れる意味で、挨拶文を書きます。友達に話すように「昨日のアレだけど~」で始めてはいけないのです。

例としては

  • いつもお世話になっております。
  • 本日は○○の件で、ご連絡いたしました。
  • (返信ならば)ご連絡をいただき、ありがとうございます。

などです。

【用件】を作成する

●用件を書こう

ここがこのメールの要です。とはいえ、このために連絡をするのですから、書くことは決まっていますね。相手に失礼の内容に、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

用件を書くときに忘れがちなポイントだけ、お伝えします。それは「用語の使い方を相手にあわせる」ということ。会社の中だけで通じる言葉や、業界だけで使っている専門用語は、それを知らない人にとっては、意味をなしません。相手の知っている言葉に変換して書くことが大切です。

また、一通のメールにいろいろ書くのもやめましょう。件名に「○○の件」と書いたらその内容だけに絞り、さらにはひとつの用件だけにします。あれもこれもとなると、受け取った方は混乱してしまうからです。

【添付ファイル】をつける

本文を書いた後は添付ファイルの話です。

●添付ファイルをつけよう

添付ファイルで気をつけるのは、何といっても容量です。以前僕は取引先から、大容量の添付ファイルを受け取ったことがあるのですが、ダウンロードの時間がかかって大変でした。もし大きなファイルのときは、ファイル転送サービスを使うというのもありだと思います。とはいえ、そのあたりは会社の決まりがあるかもしれませんので、勝手に判断してはいけませんよ。

また、相手が、ファイルが添付されていることに気づかないと困るので、用件の中にはしっかりと「ファイルを添付している」ということを書くようにしましょう。そしてファイル名は、わかりやすいものにすること。このファイルにはどんなものが入っているのか、一発でわかる名前にすると親切です。

【宛先】を作成する

●「TO」「CC」「BCC」を適切に使い分けて、メールを送ろう

ここまできたら、あとは最初に設定した署名をつけて、送るだけです。しかしまだ気は抜けませんよ。今のメールは、誰か一人だけにメールを送ることも、複数の人に同時に送ることもできます。これを間違えると大変です。ひとつずつ、説明しますね。

 

■一人の人に送る『To(宛先):』

特定の人、一人だけにメールを送るときに使います。

 

■情報を共有するときに使う「CC:」

Toでメールを送った人以外の人に、メールの内容を送るときに使います。「みなさんもこれを見ておいてくださいね」という感じです。

ここで大事なのは、CCを使ってメールを送った場合は、全員に、送信された人全員のメールアドレスがわかってしまうこと。

メールアドレスは当然、個人情報です。アドレスを知られてもいい人限定で使うようにしましょう。

 

■情報の共有に使うけれど、メールアドレスがばれない「BCC:」

これは機能的にはCCと似ているのですが、全員のメールアドレスは表示されません。メールアドレスを知らせたくない場合や、誰にメールを送ったのか教えたくない場合に使います。

ここまで読んで「なぜこんな最後に宛先の設定をしてるんだ?」と不思議に思う人がいるかもしれませんね。それは、「最初に宛先を設定して、メールを書いている途中にうっかり送ってしまう」という、うっかりミスをなくすためです。あとから謝罪メールを送るのは信用問題もありますし、避けたいですからね。こんな簡単なことで失敗を防げるのなら、念には念を入れるくらいがいいのです。

メールにはすぐ返信しよう

ここまでは、あなたがメールを書く場合のことについて話していました。しかしあなたがメールを受信して、返信する場合もありますね。

返信は、できるだけ早く。遅くとも、翌日までには返すことを心がけましょう。

もし、返事に話し合いが必要だったりして、すぐに返信できないときは、メールを受け取ったことだけでも伝えるのがマナーです。そうでないと、メールを送った相手は「本当にメールが届いたのかな」と心配しなければありません。電話や対面のように即座の反応が見られないからこそ、よくよく注意をしましょう。

●メール返信するときの件名について

メールを返すときは、基本的に、件名は書き直さないようにします。懸命に「Re」とつけば、何の話題について話しているか、お互いにわかりやすいからです。

また、件名に相手の名前が含まれていた場合も、敬称を付け直すなどする必要はありません。

その他については、これまで語ってきた内容と同じですよ。

いかがでしたか?メールの作成方法とポイント、いろいろ細かいルールはわかりましたか? 文字だけで、人柄も感情も伝わらないメールだからこそ、マナーに気をつけ失礼がないようにしたいものです。