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不得意分野は人に任せる【任せるコツと利点、相手への礼儀について】

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こんにちは、ZEROです。

いきなりですが、あなたはこんな会話をしたことはありませんか?

やまさん
やまさん
おかあさーん、服のボタン取れちゃった。つけといて!
まるたん
まるたん
学校で習ったでしょ? 自分でつけなさい!
やまさん
やまさん
え~? お母さんの方が上手なんだからやってよ~

僕が子供の頃、ボタンつけは、小学校の家庭科で習いました。

今もたぶんそう……ですよね? ジェネレーションギャップとかないですよね?ええ、ないということにしておきます。

ということは、お母さんが言うとおり、子供だってボタンはつけられるんですよ。それならどうして、あなたはお母さんに、ボタンをつけてほしいと頼んだのでしょう。

『面倒だった』『やりたくなかった』など気持ち的な理由はあるかもしれません。

でも最終的には、『自分よりもお母さんの方が、裁縫が得意だから』となるのではないでしょうか。
得意な人がやった方が、作業は早くいい結果で終わるんですよね。

ということで今回は、不得意分野を人に任せることの大切さについて、考えていきます。

あなたの得意なことはなにか?

あなたは、『自分が得意なこと』『自分が不得意なこと』がなにか、わかりますか?

まるたん
まるたん
私は料理を作るのが好きだから、得意だと思うよ
たにやん
たにやん
僕はプラモデルを作るのが好きで、得意だ

そう答えたあなたは、ちょっと待ってください。

世の中には『好きこそものの上手なれ』という言葉があります。

人は好きなことには熱中するので、上手になるという意味のことわざです。でも本当に、好きなら得意になるのでしょうか。

だって、あなたの料理は、シェフが作ったものよりおいしいですか?

あなたが作ったプラモデルは、完成品として売ることができるほどのものですか?

もし一瞬のためらいもなく『あたりまえじゃん!』と答えられたら謝ります。ごめんなさい。

でもたいていの人は『そこまではうまくないな』ってなるんじゃないでしょうか。これって、好きと上手は、必ずしもイコールではないってことですよね。

あ、いいんですよ。趣味は楽しくやるのが一番なので、そんなプロみたくならなくて。これはあくまでたとえです。でも、好きなことが得意なことではないのだったら、あなたの得意はなんでしょうね?

それはさっき例に出てきたシェフが、どうして料理を作ってお金をもらうことができるのかを考えれば、すぐにわかります。お客さんが、シェフの料理にお金を払ってくれるのは、当然、『シェフが作る料理がおいしいから』ですよね。

もしシェフがいくら料理が好きでも、味がまずかったら、お店はすぐにつぶれてしまうでしょう。

このことからもわかるように、あなたが得意なものは、『あなたが好きなことではなく、あなたが他人にほめてもらえること』です。

あなたが不得意な仕事を無理してしない方が良い理由

ここまでの話の中で、あなたの自分の得意なことがなにか、わかりましたね。では、あなたは得意なことをするとき、どんな気持ちでしょうか。

『別に特別楽しくはないよ』って言う人はいるかもしれませんが……。おそらく、『嫌で嫌でしかたない』ということはないと思います。

大事なのはその『嫌ではない』という気持ちです。考えてみてください。

学生時代、勉強が不得意だった人は、テストが嫌いだったでしょう?運動が不得意だった人は、体育や運動会が嫌いだったでしょう?
人は、不得意なことをするとき、ストレスを感じます。それでもやらないといけないからと行動はしますが、なにせもともと不得意なこと。行動したからといって、得意な人にはかないません。

マラソンで常に最下位の人は、少しの努力では、1位にはなれないのです。

さて、ここでまた、僕はあなたに質問します。

あなたは自分の得意な仕事と、不得意な仕事、どっちをしたいですか?

答えはもちろん、得意な仕事ですよね。

不得意なことは人に任せよう

ここでちょっと、僕の経験をお話させてください。

僕は以前病院で、レントゲンをとる機会がありました。

お医者さんはデスク前のボードに写真を貼って『ここがなんたらかんたら』と説明をしてくれます。

でもあれって、言われてもよくわからないんですよね。

どこが骨っていうのは、さすがにわかりますよ。白っぽくなっているので。でもたとえば『その骨が本来どんな形をしているから、この形は異常だ』とかわかるのは、お医者さんが専門的な知識を持っているから。

このことから僕が言いたいのは『自分が不得意なことは、人に任せたほうがいい』ということです。

素人の僕がレントゲンを見ても無駄だけど、プロのお医者さんが見れば、悪いところがわかる。でもお医者さんは、ブログ運営について、多くを知る人は少ないでしょう。

会社は適材適所。そういうことです。

不得意分野を人に頼むときには、相手をリスペクトすることが大事

『苦手なことを人に任せた方がいいのはわかったよ。でも、頼みづらくない?』

そんな声が、今僕の耳に聞こえました。幻聴じゃありませんよ。みなさんの心の声が届いたのです。

人にお願いするのは、タイミングとか言い方とか、難しいですよね。でもきっとこう頼めば、相手は快く仕事を受けてくれます。

『あなたは〇○が得意だから、ぜひお願いしたい』

ここで大切なのは、相手をリスペクト(尊敬)する気持ちです。自分ができないことができる相手に敬意を払い、その能力を認めたうえで、お願いしましょう。

もちろん『あなたが苦手なことは、私が引き受ける』という気持ちも忘れずに。

世の中はギブ&テイクでできています。

くれぐれも『あなたは〇○が得意なんだから、やって当然でしょ?』なんて上から目線で言ってはだめですよ。

もしくは『頼みづらいなあ』なんて思わないようにするために、最初から、作業分担を決めておくのもいいですね。

そうすればお互い相手に気を遣いすぎることもありませんし、自分のすべき作業がはっきりわかります。作業予定も組みやすいでしょう。

不得意分野を人に任せる利点まとめ

不得意を他人に任せる
  • あなたが得意なこととは、他人に褒めてもらえること。逆に相手の得意なことは、自分が相手にすごいと思えることの可能性が高い。
  • 自分の不得意なことは、予定より多くの時間を費やしてしまう。
  • 得意な人に任せてしまえば、時間短縮。つまり作業効率UP!
  • 仕事を任せるときは、相手に敬意を払って、しっかりお願いすること

会社にはたくさんの人がいます。得意・不得意も人ぞれぞれ。

個人で仕事をされている方は『全部自分でやるしかない』って思うかもしれないけれど、外注するという方法もあります。

得意を分担し合って、効率よく作業していけるといいですね。

得意と不得意については、過去にこんな記事も書いています。今回と内容が似ている部分もありますので、ぜひ参考にどうぞ。

成功したいのなら自分の得意分野で勝負しよう!【得意分野が伸びる理由と不得意分野が伸びにくい理由も解説】