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マルチタスクをやめるべき理由を解説

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こんにちは、ZEROです。
昔はマルチタスクといっても、それって何?という方が多かったのですが、最近はスマートフォンが普及したことで解る人が増えてきましたね。でも一応まずは説明から。

マルチタスクとは

マルチタスクというのは、複数の作業を同時進行もしくは短期間に並行して切り替えながら実行することをいいます。

普段何気なくやっている行為として、テレビを見ながらご飯を食べることだったり、テレビを見ながら話することだったり。もちろんこういった娯楽の範囲では、○○しながら○○をする事に特に問題はありません。しかし、集中して何かを行いたい場合にはマイナスでしかないことを覚えておきましょう。

マルチタスクによって引き起こされるマイナスとは

それでは、マルチタスクによってどんマイナスが想像されるのか考えてみましょう。

今では禁止事項になっていますが、車の運転をしながら携帯電話をいじる。どんなマイナスが想像されますか?

画面を見ていて事故をするかもしれない事でしょうか?それともいじるときに手をハンドルから放してしまうのが危険だからでしょうか?

車の運転をしながら携帯電話をいじることが法律で禁止されたのは、携帯電話の画面を見てしまって前を見ずに運転をするから危険というだけではありません。運転は万が一事故を起こしてしまった場合に人の命を奪う危険性があるので、本来集中して車の操作をしなくてはならないのに、そこに別の要素を平行して取り入れることで集中をそがれ、何かが起きたときに咄嗟に反応できず大事故になってしまう恐れがあるためです。

携帯電話を気にする癖がついていると、着信音が鳴ったときについ誰から電話か気になってしまったり、メールが来ると何が書いてあるのかふと見たくなってしまいます。ですが、その瞬間意識は運転から携帯電話にいってしまっているため、いつもと同じだけの視野で前方を見ていません。当然、見ているつもりでもサイドミラーやバックミラーなどに目をやることも忘れてしまいがちです。自分自身が右折や左折の最中だったらどうなりますか?周りに何も無ければ良いですが、万が一車の横をバイクが通ろうとしていたら?走行先に歩行者がいたら?それにより、気付くのが遅れてしまう場合がありますね。

このようにたかが携帯電話の音一つでも、自分が思っているより簡単に人間の意識や集中は途切れるというこです。

ですから、仕事の場面でも何かをしながら合間に別のことをして戻ってきて続きをするという作業をしていると、集中できないばかりかミスも増え、見直しや修正にかかる手間に時間を取られ、結果として必要以上の時間がかかり仕事が進まないと言うことが起こりうるわけです。

一つ一つ着実に処理する

仕事という面において言えば、物事を一つ一つ順番に片付けていく方が効率が良いことが多くあります。一つの作業開始からその作業終了までを椀サイクルとし、そのサイクルを終了させるまで他の仕事に手を出さない。これを徹底することでミスを大幅に減らせるようになります。もちろん人のすることですから、絶対にミスはないとは言い切れるものではありません。しかしミスを減らすこと、また、見直しの手間が不必要になることを思えば、あれこれ手を出して進めるよりずっと効率が良くなります。

例えば仕事を5つ抱えていて、全ての事に平行して手を付けたとします。そして帰る頃までに全ての項目が80%程度まで終わっていたとします。一見、あれこれ同時に手を付けて進めていることで、凄く仕事がはかどっているように感じるかもしれませんが、実は穴が多くあったり、全てが中途半端で終わってしまったり、場合によってはどれがどれの項目だったかわからなくなって混乱してしまって見直しをしたり、結果良いことに繋がりません。その点一つに手を付けたらそれが終わるまで次に手を付けなければ、5つのうち3つが終了して4つめの途中で帰ったとして、翌日4つめの残りを終わらせて5つめに手を付ければ良いわけです。気になる点があったとしても3つは既に終了していますし5つめは手を付けていませんので、見直しは4つめだけですむため、見直しの時間も短時間ですみます。

僕の周囲の人はマルチタスク人間が多く見られます。皆さんの周囲はいかがですか?また、皆さん自身はどうですか?もしも抱えている事がたくさんあって、どれから手を付けて良いか悩んだり散らかってしまっている人がいたら、この機会に是非マルチタスク人間をやめて、一つ一つ着実に処理するということを実行してみて下さい。